ローンに関する法律には、どのようなものがあるのでしょうか?
近年の金融自由化によりローン業者は増加し、貸金の仕組みも複雑になってきました。
そこで消費者を保護するため、さまざまな法律が設けられています。
ローンに関する法律には、下記のようなものがあります。
●割賦販売法(かっぷはんばいほう)
割賦販売とは、代金を分割して毎年あるいは毎月、定期的に支払うことを約束した売買をいいます。
毎月ならば「月賦」ということになります。
クレジットによる販売で支払いが2ヶ月、3回以上の場合に適用され、消費者保護の立場から、さまざまな規定があります。
●貸金業の規制等に関する法律
貸金業者を規制するための法律で、貸金業者の登録制度などを定めています。
略して「貸金業規制法」(かしきんぎょうきせいほう)と呼ばれています。
「サラ金規制法」(サラきんきせいほう)という呼び方をされることもあります。
貸金業者の組織する団体の適正な活動を促進することで、業務の適正な運営を確保しようとするものです。
2003年には、ヤミ金融を取り締まるための「ヤミ金融対策法」も成立しました。
●利息制限法
利息の最高利率が、この法律によって規制されています。
●出資法
出資金の受け入れや、法外な金利などの禁止を定めています。
貸金業者の上限金利などを定めた法律です。
●破産法
自己破産などについて定めています。
自己破産に陥った場合、その債務の清算のための手続きはこの法律にのっとって行われます。
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