ローンの種類には、目的別ローンとフリーローンがあります。
目的別ローンとは、住宅ローンや自動車ローンなど、特定の目的のために組むローンのことです。
この目的別ローンを毎月払いで返済するとき、その返済タイプには以下の3種類があります。
●元利均等返済
毎月の返済額を一定にして、ローンの返済をする方法です。
返済金額が一定ですので、計画が立てやすいのがメリットです。
元利を均等に支払っていくということで、元金と利息の支払い割合が毎月変化していきます。
支払いの前半は、利息の支払い割合が多くなるため、元金の方はなかなか減りません。
後半になると元金の支払い割合が多くなります。
●元金均等返済
毎月の元金を一定額にして、ローンの返済をする方法です。
元金の残高に伴い、利息を支払っていくことになります。
毎月の支払額は一定でなく、前半の支払い額が多くなり、後半が少なくなります。
●アドオン(add on)方式
アドオン方式とは、ローンの回数ごとに決まった「アドオン率」を掛けて毎月の手数料を算出し、元金に上乗せする方法です。
最近は、あまり見かけなくなりました。
ローンの返済は、信用の上に成り立っています。
もし、たった1日でも返済期間を遅らせると、その履歴はブラックリストに載ることを認識しておきましょう。
業界間で消費者情報信用機関を作り、互いに情報交換しているのでローンを組むときにその履歴が分かります。
クレジット会社や信販会社など、貸し手にとってマイナスになった情報が記載されるのです。
消費者情報信用機関には、以下のようなものがあります。
◇(株)信用情報センター
◇全国信用情報センター連合会
◇全国銀行個人信用情報センター
◇(株)セントラル・コミュニケーション・ビューロー
登録される情報は、以下のようになっています。
●利用者個人を識別する情報
住所、氏名、生年月日など
●取引に関する情報
取引種類、消費者ローン取引情報など
●事故内容
延滞や取引停止などの履歴
