クレジットカードにある「ビザ(VISA)」や「マスター(Master)」や「ジェイシービー(JCB)」とは、何を指すのでしょうか?
ビザやマスターというのは、国際カードブランドと呼ばれるもので、クレジットカードの共同組合のようなものです。
ビザやマスターなどのカードブランドは、クレジットカードの共通規格であり、世界中どこでも使えるように、共通の規格・システムが作られています。
つまり、ビザというマークが付くクレジットカードなら、全世界のビザカード取り扱い店舗で利用する事が出来ます。
ビザカードにも様々な種類があり、「三井住友ビザカード」というのは、カード決済などの実際の業務を行うのは三井住友銀行グループです。
三井住友銀行グループがビザ・インターナショナルの会員になっている為、このカードが世界中のビザ取り扱い店で利用できるのです。
ビザカードを統括する「ビザ・インターナショナル」は、世界各国の銀行が共同で運営する、カード管理の為の非営利団体です。
ビザ(Visa)は世界のカードブランドの中でも、最も普及率が高く、世界のクレジットカードシェアの約60パーセントを占めています。
クレジットカード業界では、5大ブランドが世界中にネットワークを張り巡らせて、顧客獲得でしのぎを削っています。
しかしその力関係は明白であり、「マスターカード」がビザに次ぐシェア(約28パーセント)を占め、それに続くアメリカン・エキスプレスが約10パーセントとなっています。
日本初の国際クレジットカードブランドの「JCB」は、わずか1.3パーセントのシェアに過ぎません。
現実に日本で発行されるクレジットカードも、大半がビザカードかマスターカード、もしくはJCBを含め「3社から選べる」という形態です。
我々ユーザーがクレジットカードブランドを選ぶ場合は、やはりビザかマスターのどちらかにしておくのが良いでしょう。
というのもクレジットカードの場合は、お店がそのカードブランドに対応していなければ利用する事が出来ません。
どうしてもビザやマスター以外のカードが欲しい場合はサブカードとして作り、普段使うメインカードとは分けで使用するのがおすすめです。
