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外貨預金とは

外貨預金とは日本円でなく、アメリカドルやユーロなどの外国通貨で預金をすることを言います。

最近、外貨預金をする人が増加しています。

国内の低金利が長く続いていたため、より高い利回りを求めて始める人が増えたためです。

外貨預金では国内の預金金利と比較し、金利が高いのが魅力です。

しかし、リスクもいくつかあります。

外貨預金でまず気をつける必要のある事が、為替リスクです。

外貨預金を1年間するとします。

100ドルを年5%の利率で外貨預金すると、1年経過すれば受け取ることができるのは105ドルとなります。

ここで注目すべき事項は、預け入れの時と払い戻しの時の「銀行対顧客」の相場です。

預け入れのときの相場が、1ドル122円とします。
払い戻しのときの相場が、1ドル118円とします。

1年間で4円の円高です。

このときにドルから円に移し替えることになるので、当然、この相場の変化が受け取る金額に影響するわけです。

円高になれば、受け取る額は減ってしまいます。
円高の度合いが大きければ、元本を下回ることもあります。

これは円高になった場合のことですが、逆に円安になる場合もあります。

その場合には、利息以上の儲けとなるわけです。

為替相場は昨今、かなり大きく変動していますので、外貨預金は預金でありながら、リスクがけっこうあるものだと認識しておいた方が良いでしょう。

また、手数料にも注意したいところです。

米ドルだと、預け入れるときも払い戻すときも、普通1ドルにつき2円かかります。

100ドルの預金では、手数料は200円になります。

以上のようなことから、払い戻す際には利息が少し大きくても、手数料や為替相場に気をつけておくことが重要です。

特に、短期の商品ではリスクが大きく出てしまうので、注意しましょう。

さらに、預金先の金融機関が破綻した場合、外貨預金は預金保険の対象になっていないため、保証されることはありません。

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