インターネットの普及や様々な新しい技術の開発に伴い、金融サービスのIT化が進んでいます。
現代における金融サービスのIT化の中で、金融業界の主な新しいサービスを挙げていきます。
●ホームトレード
ホームトレードとは、インターネット証券取引のことです。
インターネットを利用して投資家が株式を売買し、株式市場の情報を得ることができるようになりました。
従来の店舗や電話を利用した株取引と比較し、投資家にとって売買手数料が安価であるというメリットがあります。
●インターネットバンキング
インターネットバンキングとは、インターネットを利用して、銀行のホームページから預金の入出金・振込などのサービスが利用できるというシステムです。
パソコンだけではなく、携帯電話から取引ができる「モバイルバンキング」も普及しています。
●電子マネー
電子マネーとは、残高の金額をパソコンやカードに記録し、それを使って商品を購入できるというサービスです。
電子マネーには、2種類の仕組みがあります。
◇ICカード型
IC(集積回路)つきカードに、事前にチャージ(入金)して金額を書き込む方法です。
EdyやSUICAなどがありますが、現在は携帯電話からの利用も増加しています。
◇ネットワーク型
あまり普及していませんが、インターネット上で利用される電子マネーで、プリペイドカードを購入し、カードに記載されている暗証番号を入力することにより代金を支払うという仕組みです。
●デビットカード
デビットカードとは、販売店の読み取り機にキャッシュカードを差し込み、暗証番号を入力して決済する仕組みです。
遅れて決済されるクレジットカードとは違い、口座から即時に金額が差し引かれます。
●携帯クレジット
携帯クレジットとは、携帯電話がクレジットカード機能を搭載し、そこから決済する「ポストペイ方式」のサービスです。
ポストペイ方式とは、チャージの必要がなく、一般のクレジットカード同様、後払いで決済される方法です。
●生体認証
生体認証とは指紋・顔・眼の虹彩・指や手のひらの静脈など、個人独自の身体的特徴を利用し、本人を確認した後に決済するシステムで、バイオメトリクスとも呼ばれています。
キャッシュカードの偽造、暗証番号の盗用を防ぐ効果があると言われています。
