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多重債務とは

多重債務とは、消費者金融に借金が返せなくなり、多重債務者になった状態を指します。
多重債務者とは、借金を返せなくなった人のことです。

具体的にいうと、多重債務とは金利さえも毎月返済することが困難になった場合です。
つまり、元金が減らなくなったときから多重債務であるということが言えます。

そのような状態は、借金があなたの返済能力を超えてしまった証拠です。

多重債務となった場合は、それ以上借り入れを増やすことはいっさい考えないようにしましょう。

別の方法で、解決を目指すことを考えるべきです。
そちらの方が得策です。

以下に、返済不能になった時の選択肢を解説します。

多重債務になったときの対処方法はいくつかの解決策があると思いますが、ここでは4つの方法を記述します。

●一本化する
まとめローンを利用します。
思い切って大口融資を受けて借金を一本化しましょう。
ただし、まとめローンには担保や保証人が必要です。
ローンを一本化することにより、「あしたはA社に返済、あさってはB社に返済・・」という精神的負担が楽になり、一般的には金利も安くなります。
ただし、中堅の消費者金融で扱う一本化ローンは、金利そのものが高いために何ら解決にならないケースも多いです。
一本化は安易にせず、よく計算してから利用しましょう。

●任意整理をする
当事者同士で話合って解決することです。
主に「返済額と金利を減免してもらう」ことになります。
任意整理する場合は、弁護士に依頼することになります。
平均して、2〜3年で完全に返済するように予定を組んでくれますので、具体的に先が見えることで安心感が出ます。
ただし、信用情報機関には「債務整理」という事故情報が登録されるため、5年間はブラックリスト扱いとなってしまいます。

●特定調停
裁判所に仲裁に入ってもらいます。
主に「返済額と金利を減免してもらう」ことになります。
手続きは自分でできるので、この方法は今もっとも注目されている対策方法です。

任意整理の場合は、当事者の話し合いが基本となるため、応じてくれない業者もあります。
特定調停の場合は、裁判所が「決定」といって押しすすめる権利があります。

ただし、信用情報機関には「特定調停」という事故情報が登録され、やはり5年間はブラックリスト扱いとなります。

●自己破産
借金をチャラにすることです。
ただし、著しい浪費と賭博は不可となります。
自己破産をする場合は、弁護士に依頼する方が良いでしょう。
さらに、車や家などの財産は没収となります。

自己破産後7年〜10年はブラックリスト扱いのままとなります。
復権を得るまで国家資格が取れなくなったり、会社の役員になれないなどの制限があります。

多重債務に陥ると、世の中のすべてから逃げ出したくなる、捨て鉢な気持ちになるものです。

必死になって働き、必死に返済し、それでも借金が減らない。
しかも誰にも相談できずに、心も体も疲れきってしまいます。

しかし多重債務から逃げることでは何の解決にもなりません。

家族や勤務先、親兄弟のところにも連絡が行くこととなり、ずっと追及の手から逃れることはできないからです。

借金は、いつか必ず決着をつけなければならない問題です。
あなたの大切な人生ですから、できるだけ早く解決することが重要です。

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