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外国為替とは

外国為替とは、小切手・手形・銀行振込などを利用することで、現金そのものを移動させることなく、外国にいる相手と代金の支払い・受け取りを行うことです。

為替を取引するといっても、実際は国ごとに通貨が違うため、自国の通貨と相手の通貨を交換する必要があります。

したがって、「外国為替」は現実的に見て「外貨交換」となっています。

世界の金融機関が外貨交換する場所を「外国為替市場」といいます。

外国為替市場の主なものは東京・ニューヨーク・ロンドン・チューリッヒ・フランクフルトなどがあり、通貨の交換割合が決定されています。

通貨が交換される比率は、外国為替相場(=為替レート)と呼ばれ、各国の通貨はさまざまな要因で価値が変動し、為替相場も変化します。

外国為替相場が変動する要因には、以下のようなものがあります。

●経常黒字・経常赤字
経常黒字とは貿易において輸入よりも輸出が多いことで、経常赤字とは輸出よりも輸入が多いことをいいます。

輸出が多いとその国の「財・サービス」を得るために通貨も買われ、逆に輸入が多いとその国の通貨は売られることになります。

したがって、一般的に為替相場は経常黒字であるときは通貨高となり、経常赤字のときは通貨安となる傾向があります。

●内外金利差
内外金利差とは、「国内の金利」と「海外の金利」の差のことです。

たとえば、国内の金利が高いと海外からも預金を希望する投資家が増加し、その国の通貨が買われます。

逆に、国内の金利が安いと海外で預金する方が有利となり、その国の通貨が売られます。

●経済の信頼度
国の経済が安定し成長傾向にあると、その国の株式などが買われ通貨高となります。

逆に、国に政情不安などがあると、その国から資金が流出し通貨安となります。

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