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世界銀行とは

世界銀行とは、発展途上国の経済支援を中心に活動する国際金融機関のことです。

世界銀行は、国際復興開発銀行と国際開発協会の2つの国際金融機関を合わせて「世界銀行(世銀)」と呼ばれています。

●国際復興開発銀行
通称「IBRD(International Bank for Reconstruction and Development)」といい、1945年に第二次世界大戦によって打撃を受けた国の経済の復興・開発を支援する目的で設立されました。

資金が必要な国に対して、通貨貸付による経済支援や、発展途上国の開発支援も行っています。

●国際開発協会
通称「IDA(International Development Association)」といい、1960年にIBRDの姉妹機関として設立されました。

国際開発協会は、主に最貧国の経済支援を目的としています。

また、世界銀行グループには以下のような機関があります。

●国際金融公社(IFC)
発展途上国の民間企業の活動を支援する機関

●多数国間投資保証機関(MIGA)
発展途上国の立法行為や紛争などで投資家が受ける損失を補償する機関

●国際投資紛争解決センター(ICSID)
国際投資紛争の調停と仲裁を行う機関

現在、世界銀行が抱えている問題の重要な案件は、途上国の「累積債務問題」であるといえます。

途上国は経済開発のために先進国から借金をしていますが、その資金を上手く活用できず経済成長という効果を生み出すことが難しくなっています。

さらに借金を重ね過重債務となってしまい、開発途上国に対する「不良債権」が増加しています。

今後の世界銀行は、この「累積債務問題」についてIMFと共に、問題解決や構造改革の支援に尽力する必要があります。

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