ユーロネクストとは、2000年にフランス・オランダ・ベルギーの3ヵ国の証券取引所が合併して誕生した多国籍証券取引所のことです。
ユーロネクストは、ヨーロッパではロンドン証券取引所・ドイツ証券取引所と並び、欧州の主要な3大証券取引所となっていました。
2000年の発足以降のユーロネスクトにおける経緯は、以下の通りです。
●2001年 ロンドン国際金融先物取引所(LIFFE)を買収
●2002年 ポルトガルのリスボン証券取引所が加入
●2006年 ニューヨーク証券取引所(NYSE)を運営するNYSEと経営統合することに合意
●2007年4月4日 統合会社「NYSEユーロネクスト」発足
上記のように、ユーロネクストは複数の証券取引所を吸収・合併などを行っています。
このような動向はユーロネクストだけではなく、世界の証券取引所でも再編が目まぐるしく行われています。
近年、ITの発達および金融のグローバル化によって、各国の投資家が自国の投資だけに留まることなく、世界の企業や国々に対して投資を行うようになっています。
金融や投資システムの世界的変化により、それぞれの証券取引所の間で投資家を奪い合う競争が激しくなっています。
取引所のシステムの充実や設備投資のために、各証券取引所では合併などの再編が活発化しています。
日本の東京証券取引所においても、NYSEユーロネクスト・グループと資本・業務提携について協議を進めており、他のアジア各国の証券取引所に対しても、提携について話を始めています。
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