金融の基礎を知るための金融入門ガイド>銀行の種類について

銀行の種類について

銀行の種類には、大きく分けて3種類あります。

銀行は金融仲介機関の中心的役割を果たし、「預金の受入れ」「お金の貸出し」を主な業務としています。

主な銀行の種類は、以下の通りです。

【普通銀行(都市銀行・地方銀行・第二地方銀行)】
普通銀行は銀行法に基づいて運営されています。

●都市銀行とは
大都市に本店を置き、全国的に支店を配置した資金量の大きな銀行のこと。
都市銀行は、地方銀行などと法律的な区別があるわけではありません。

●地方銀行・第二地方銀行とは
本店のある地域を中心に業務を行う銀行のこと。

第二地方銀行のほとんどは、相互銀行法にもとづいた相互銀行が1989年以降、順次、銀行法にもとづく普通銀行に転換(普銀転換)してできたもので、正式には第二地方銀行協会加盟の地方銀行といいます。

【長期信用銀行】
長期信用銀行は、長期信用銀行法に基づいて運営されています。

長期信用銀行とは、産業界に長期の資金を供給するために、金融債を発行して長期資金を調達し、長期資金貸出を行う銀行のことです。

かつての3つの長期信用銀行がありました。

そのうち、日本長期信用銀行と日本債券信用銀行は破綻し、それぞれ新生銀行、あおぞら銀行となりました。
残りの日本興業銀行も都市銀行と統合し、みずほフィナンシャル・グループとなりました。

【信託銀行】
信託銀行は、長期資金を中心に扱いますが、銀行法に基づいて運営されています。

信託銀行とは、資産の委託を受けて管理、運用を行う「金銭信託」や「金外信託」などの信託業務を行う銀行のことです。

普通銀行との兼営はできませんでしたが、1985年に金融自由化が始まり、外国資本が参入したため、都市銀行や証券会社などが子会社形式で参入し、信託銀行の数は急増しました。

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