金融の基礎を知るための金融入門ガイド>日本銀行の役割とは

日本銀行の役割とは

日本銀行(日銀)は、日本の中央銀行として1882年に設立されました。

日本銀行は、最高意思決定機関である日銀政策委員会の9名によって、政策決定が行われています。

政策委員会は、以下のメンバーから成り立っています。
◇日本銀行総裁(1名)
◇日本銀行副総裁(2名)
◇審議委員(6名)

日本銀行の最も重要な役割は、通貨価値や金融システムの安定性の保全であると言えます。

日本銀行の主要な役割については、以下の通りです。

●日本銀行券の発行と管理
発券銀行としてお札である日本銀行券を、唯一発行している銀行です。
また、古いお札・傷んだお札を回収するなどの品質管理を行います。

●決済システムの安定
民間銀行が保有する日銀の当座預金を管理し、銀行間の取引決済の仲介を行います。

●最後の貸し手
日銀特融といって、民間の金融機関が破たんしそうになった場合、日本の金融システム全体が不安定になる可能性があれば、日銀が一時的に融資を行います。

●金融政策の実施
物価の安定を目的とし、日本で流通している通貨の量(マネーサプライ)を調節します。
金融市場で手形・債券などを売買し、金利や通貨流通量を変化させる公開市場操作などの金融政策を実施します。

●国庫金・国際などの事務管理
日銀は「政府の銀行」としての役割があり、国庫の出納事務を行います。
また、国債を発行・利払い・償還などの事務も行います。

さらに、為替レートの変動に対して外国為替市場への介入なども行います。

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