消費者金融会社と質屋・銀行の違いとは、何でしょうか?
●質屋の場合
質屋からお金を借りようとすると、質草(しちぐさ)が必要になります。
質草(しちぐさ)とは、その品物を預ける代わりにお金を貸してもらうという物品のことです。
質草(しちぐさ)は、約束の期日までに、借りたお金を返すことが出来ない場合にそなえて、担保として入れるものです。
高いお金を貸してもらう為には、宝石や時計などの貴金属など、それなりに高価なものを持って行かなくてはなりません。
お金を返すことが出来なかった場合、質屋は質草(しちぐさ)を売ることで貸した分のお金を得て、貸したお金の埋め合わせをするという仕組みです。
ですから、借りられるお金の額も、持ち込んだ質草(しちぐさ)の価値の範囲の内ということになります。
●銀行の場合
銀行でお金を借りるためには、収入のあることを証明したり、保障人を依頼したり、ある決まった手続きを踏む必要があります。
その銀行に定期預金がある場合など、一定の額のローンを利用することもできます。
●クレジットカード会社の場合
クレジットカード会社は、初期の審査をして、それに通った場合のみ、クレジットカードを発行して立て替え払いをしてくれます。
立て替えるのですから、一定期間の貸し付けと言ってもいいでしょう。
請求は後日となり、買い物ごとにお金を貸し付けている形になります。
●消費者金融会社の場合
消費者金融は質屋や銀行とは違い、手軽にお金を借りることができるメリットがあります。
質草(しちぐさ)としての品物、および、銀行で要求される書類なども、必要ありません。
健康保険証や運転免許証など、身分を証明するものがあれば、お店の窓口や無人契約機で審査の上、 50万円くらいまでなら貸してくれます。
しかし手軽な反面、銀行などよりはるかに高い利息となっています。
消費者金融会社からお金を借りる際には、注意が必要なことは言うまでもありません。
しっかりと自分でお金を管理していくことが、重要です。
