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小切手から電子マネーへ

資金決済の従来からの伝統的な決済方法として、現金・小切手・約束手形・為替手形などがあります。

以下にそれぞれについて記述します。

●現金
現金とは、国が発行している通貨(お金)です。
現金を用いて、商品・サービスなどを購入します。
お金を直接、手に入れることができます。

●小切手
小切手とは、銀行に開設してある当座預金を見返りに、一定の金額を銀行に支払うよう委託した証券のことです。
この証券を資金の受取人に渡すことにより、資金の決済を済ませることができます。

●約束手形
約束手形とは、将来の一定の時期に一定の金額を支払うことを約束した証券で、資金の延払いなどに利用されます。

●為替手形
為替手形とは、将来の一定の時期に一定の金額の支払いを委託する証券のことです。
特に、外国との貿易代金の決済に多く利用されています。
輸出者が振り出す為替手形が輸出代金の請求手段となります。

従来からの決済方法は、現在でも多く利用され、とくに商取引では重要な手段となっています。

一方、個人の買物代金決済などには現金に代わり、様々な新しい決済方法が開発されています。

その代表が、電子マネー(Electronic Money)です。

電子マネーとは、預金などを電子化して資金の移動を行う方法です。
電子マネーは、大きく2種類の方式に分類できます。

●IC(集積回路)カードに一定の金額を電子情報として書き込み、そのカード金額の範囲で支払いを行う取引
〔例〕イギリスで開発されたモンデックスなど

●電子情報化された資金をコンピュータのネットワーク上で移動させて決済する方法

インターネットを利用した商取引である電子商取引(Electronic Commerce)が開発され、進展している現状から、その決済方法としての電子マネーの実用化や普及が期待されています。

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