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株式市場と企業の関係とは

株式市場と企業の関係には、どのようなものがあるのでしょうか?

株式市場と企業は、お互いに深く影響を与えあっています。
以下に、該当する項目を挙げていきます。

●株式上場・株式新規公開
一定条件を満たした企業は、証券取引所に上場し、株券の売買取引ができるようになります。

上場に基準がある理由は、その企業の経営状態や業績について審査することにより、投資家が安心して株を売買できるようにするためです。

上場する際はIPOといって「新規公開株」として、市場に株券を公開します。

●上場廃止
証券取引所での株券の取引が中止されることです。

企業の業績が、上場基準を満たさなくなった場合や自主的な廃止申請(株式非公開化)、虚偽の報告などで上場廃止となります。

●整理ポスト・監理ポスト
整理ポストとは、上場廃止となる株式を区別するために割り当てられる場所のことです。
監理ポストとは、上場廃止の可能性がある株式を区別するために割り当てられています。

どちらも通常の銘柄とは区別して、投資家に知らせるために行われています。

●M&A
「企業の合併・買収」のことです。
複数の企業が経営を統合したり、ある企業が別の企業の経営権を買い取ることをいいます。

●TOB
「株式公開買い付け」のことです。
企業の経営権を取得するためには、大量の株式を購入する必要があります。

あらかじめ、株式の買い付け期間・株数・価格を公表し、投資家から株式を買い集める方法をいいます。

●敵対的買収
相手企業の合意を得ずに株式を購入し、経営権を取得する方法のことです。

●MBO・LBO
MBOとはマネジメント・バイアウト(management buy-out)の略で、企業の経営陣が自社の経営権や事業を買い取る方法です。

MBOにより、株式を非公開化したり事業再編に利用したりします。

LBOとはレバレッジド・バイアウト(levaraged buy-out)の略で、買収する企業の資産を担保にして、企業買収をする方法です。

●株式分割
株式を分割して、発行済株式数を増加することにより株価が下がり、より多くの投資家に株を購入してもらうという方法です。

●株式交換
買収する際に、自社の株式を買収資金として利用することです。

自社の時価総額が高いほど、有利な買収方法とされています。

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