金融の基礎を知るための金融入門ガイド>投資家の種類とは

投資家の種類とは

金融市場を動かす投資家の種類には、どのようなものがあるのでしょうか?

金融市場の動向を決定させるような巨額な資金を持つ投資家は、大きく以下のように分類できます。

●機関投資家
機関投資家とは、一般的に長期に渡って資金運用をすることを業務とする法人を指します。

株式市場・債券市場などで、積極的に投資し、資金を増加させることが目的とされています。

主な機関投資家には、生命保険会社・厚生年金基金・共済組合・投資信託などがあります。
基本的に、銀行は機関投資家に含めません。

しかし、近年の金融規制緩和により、銀行・証券会社までも機関投資家と言って良いほどの、巨額な資金で金融市場に投資するようになっています。

機関投資家は、投資するための資金量が非常に多額なため、相場の動向に影響を与えるだけでなく、機関投資家の動きが市場に伝わると、他の投資家も連動し、相場が一斉に同じ方向に動くことがあります。

●ヘッジファンド
ヘッジファンドとは、デリバティブ取引などで世界の株式や外国為替・商品先物などに投資する特殊な投資信託を扱う企業を指します。

ヘッジファンドは、おもに金融機関・機関投資家・富裕層などから資金を集め、それをハイリスク・ハイリターン型の投資方法で運用しています。

ヘッジファンドの資金運用方法は、元金の何倍ものレバレッジを効かせた取引を行うため、それぞれの市場に与える影響は大きなものとなります。

各国の経済を担う金融市場の安定のため、ヘッジファンドの規制が強化されつつあります。

●投資ファンド
投資ファンドとは、限られた投資家から集めた資金でファンド(基金)を設立し、それを上手く運用することにより手数料を得ている投資会社のことです。

投資ファンドによっては、企業買収(M&A)を専門業とする会社も出現し、不透明な投資活動を行わないように、金融商品取引法で監督・規制強化の動きが出ています。

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