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住宅ローン金利とは

住宅ローンを組もうとすると、「基準金利」という言葉がよく出てきます。

基準金利とは、「中心的に位置づけられる金利」という意味で使われる言葉です。

住宅ローンの基準金利は、住宅金融公庫融資の中で「最も低い」中心的・基準的な金利を意味します。

特に、住宅金融公庫の金利は、さまざまな金利の中で最低の金利です。

住宅ローン金利は、条件に応じて適用される金利が違ってくるという、政策融資特有の仕組みで決定されるものです。

基準金利は、民間の住宅ローンにはない、政策性を最も色濃く反映した仕組みの金利と言えるでしょう。

つまり、適用を受けられる条件がきっちり決まっているのです。

年収・住宅床面積・住宅価格などが、ある一定の基準以下の場合にのみ、適用されます。

公庫融資は、融資するお金の原資を財政投融資(国による財政資金の出資〔投資〕および貸し付け〔融資〕のこと)から借り入れる仕組みになっています。

基準金利は、原則として財政投融資の金利に連動します。

基準金利が変動すると、年金住宅融資の金利も変動することが多々あります。

公的住宅ローン全体としても、公庫融資の基準金利が基準となっていることに意味があります。

基準金利の変動幅は、財政投融資の金利の変動幅をそのまま反映するのが原則です。

しかし、政策融資である公庫融資の性質から、その時々の経済情勢などを考慮した政策判断によっても変わるため、一定ではありません。

なお、住宅金融公庫法によって公庫金利の上限は5.5%(上限金利)と決められているのですが、かなり長期間に渡って、この法定上限には及ばない低金利状況が続いているのが現状です。

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