金融の基礎を知るための金融入門ガイド>保険つき住宅ローンの必要性とは その2

保険つき住宅ローンの必要性とは その2

保険つき住宅ローンは、保険料が比較的高めに感じます。

日本の現状を考えると、保険会社や銀行などの金融機関が儲かることによって、日本経済全体をうるおし、巡り巡って私たちに経済的メリットを作り出すと考えるのであれば、必ずしも悪い商品だとは言えないでしょう。

住宅ローンは、多額の借金を組もうとしている人を対象としています。

住宅ローンは長期に渡って返済するということも、金融機関は充分に理解しています。

長期間の返済が分かっているからこそ、多少なりとも健康などに不安を抱えている人に対して、「病気になったときどうしますか?」などと更なる不安材料を提示することになります。

そして、保険つき住宅ローンなどの金融商品を提供し、それが金融機関の利益へとなります。

保険つき住宅ローンであっても、保険料が比較的安価であるなら、どんどん提供してもらい、ローン契約者に加入を勧めてもらいたいと思います。

一方、住宅ローンを組む側も、病気や退職など様々な事態を想定した上で、ローンを組まなければならないのは当然です。

ここは再認識しておきましょう。

住宅ローンの支払いの最中にそのような事態が起きたら、どうするのか、それぞれの人が冷静に考えなくてはならない問題です。

他の保険でカバーするのか・貯蓄でカバーするのか・働いてカバーするのか、あるいは、全く何もする必要がないのか。

住宅ローン支払いの最中であろうとなかろうと、誰でも病気やケガで入院したり、不幸にも若くして亡くなってしまったりする可能性は存在します。

これを不安に感じて、「備えを万全に」と考えるのは当然です。

しかし、そのために新たにお金を払う場合、そうなる確率と支払うお金を天秤にかけるべきです。

確率が低いと考えるなら、そのお金は貯金または繰り上げ返済に回すことを考えるのが、無難な判断だといえます。

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