金融の基礎を知るための金融入門ガイド>金融政策とは

金融政策とは

金融政策は、各国の中央銀行が政策目標を達成するために行います。

金融政策を行う中央銀行とは、国の金融システムの中枢となる銀行のことで、一般的に政府から独立した機関とされています。

主な国の中央銀行は、以下の通りです。

◇日本・・・日本銀行
◇アメリカ・・・連邦準備制度(FRS)
◇イギリス・・・イングランド銀行
◇EU諸国・・・欧州中央銀行(ECB)

中央銀行には、3つの重要な役割があります。

●発券銀行
お金を独占的に発行すること。
通貨流通量(マネーサプライ)をコントロールすること。

●銀行の銀行
民間銀行からの預金の受け入れ、または、貸し出しを行うこと。
銀行間決済の仲介役。

●政府の銀行
政府の資金管理をすること。
税金などの国庫管理をすること。

中央銀行が金融政策を行う目的には、以下のようなものがあります。

◆物価の安定
◆雇用の安定
◆経済成長の維持
◆国際収支の均衡
◆為替市場の安定

上記の中で最も重要視されているのが、「物価の安定」と言われています。

目標を達成するために、中央銀行がおこなう代表的な金融政策には、以下のようなものがあります。

●公開市場操作(オペレーション)
中央銀行が、金融市場で債券や手形を売買し、お金の流通量を調節すること。

●貸付基準利率の変更
公定歩合を操作すること。現在では、この政策は経済に対する影響はほとんどないと言われている。

●預金準備率の変更
民間銀行が中央銀行に預ける準備預金の残高を変更し、信用創造機能を調節すること。

金融政策は、物価の安定や経済の活性化のため、バランスよく実施することが重要であると言われています。

大きな国の政策は、他の国の経済に大きな影響を与えることもあります。

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