金融の基礎を知るための金融入門ガイド>金融行政機関とは その2

金融行政機関とは その2

金融行政機関は、旧大蔵省により実施されていた財政・金融の業務が「金融ビッグバン」により財政と金融が分離され、新しい金融行政機関が設けられました。

金融行政は「金融庁」が担当することになり、財政業務は「財務省」が担うこととなりました。

●財務省
2001年1月、中央省庁再編において新しく設立された官庁が財務省です。
旧大蔵省で行われていた予算編成など、国の財政関連の行政を専門的に担当します。

「金融庁」と「財務省」の設立により、旧大蔵省の金融・財政業務が完全分離したことになります。

ただし、金融破綻処理と金融危機管理における企画・立案については、財政支出を生じる関係で、金融庁と財務省が共同して管轄することになっています。

また、金融庁と財務省以外にも日本の経済問題について行政を行う機関があります。

●内閣府
2001年、内閣官房長官の下で内閣の需要な政策に関して、基本方針の審議・発議を行う機関として、中央省庁再編時に新しく設立されたのが「内閣府」です。

●経済財政諮問会議
内閣府の管轄下にあり、予算編成・経済政策の基本方針を審議する役割があります。

経済財政諮問会議を構成しているメンバーは、以下の通りです。

◇議長・・・首相
◇民間・・・4名、政府と日銀・・・6名(合計10名)

予算編成などの需要な案件を官僚主導ではなく、首相官邸が主導して進めていくことが目的とされています。

金融行政における重要な課題について、今後は財政諮問会議において提言されていくことになります。

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