金融商品を利用して自己資産を運用し、資産を増やすことを希望している人は多いと思います。
ここでは資産運用をする場合、どのような事に注意すればよいかを考察していきます。
資産を運用するためには、以下のことを判断基準に選択していく必要があります。
●自己責任の原則
自己責任の原則とは、他人の意見ではなく自分自身の判断で投資方法を選択し、生じた結果はすべて自分自身が負うということです。
損失を被ったからといって、他人や金融機関などに責任転嫁することは、投資の世界において正しくない行動と言えます。
●分散投資によるポートフォリオ作成
ポートフォリオとは、「仕切りのある紙ばさみ」を意味しますが、ここでは金融資産を管理する場合、資産の投資先の構成のことを指します。
分散投資とは、ポートフォリオを作成する上で、特徴の異なる金融資産の組み合わせにより、リスクを分散して投資することです。
株式・債券・預金・投資信託などの金融商品を分散して保有することにより、ある商品で損失が発生しても別の商品で利益を得ることができ、リスクを回避することが可能です。
●リスク許容度
資産を金融商品に投資する場合、どこまでのリスクを負うことが可能か、という度合のことです。
資産総額が多く、経済的・精神的余裕のある投資家の場合は、リスクの高い金融商品に投資することもできると思います。
一方、資産が少額だったり、投資の初心者の場合は、リスクの低い商品を選択した方が無難です。
資産運用の専門家として「ファイナンシャル・プランナー(FP)」という職業があります。
ファイナンシャル・プランナーとは、投資家の経済事情や条件などを考慮し、資産運用のアドバイスをしてくれる専門家のことです。
顧客の「収入や財産」「家族構成」「年齢」「金融商品に関する知識」「資産運用の経験」などを分析し、適切なポートフォリオを作成するための助言をする役割があります。
