金融の基礎を知るための金融入門ガイド>金融商品の利益とは

金融商品の利益とは

金融商品の利益には、どのようなものがあるのでしょうか?

金融商品によって得られる利益には、以下のようなものがあります。

キャピタル・ゲイン
キャピタルゲインとは、金融商品自体が値上がりし、それを売却することによって得る利益のことです。
逆に、値下がりした場合の損失を「キャピタル・ロス」といいます。
〔例〕株・債券など

インカム・ゲイン
インカムゲインとは、金融商品を保有していることにより得られる利益のことです。
〔例〕預金・債券の利子、株の配当金など

金融商品、とくに投資信託や金銭信託などの投資タイプの商品には、利回りの表示があります。

利回りとは、金融商品を購入した場合に、得られた利益の割合をパーセント(%)表示したものです。

利回りは、「利子」や「利息」、「金利」という金融用語と紛らわしく使用されることがありますが、それぞれの意味合いは以下の通りです。

◆利子、利息・・・お金を貸した場合や投資をした場合に受け取る貸借料のこと。元本に対する金額で表示される。

◆金利・・・お金を貸した場合や投資をした場合に受け取る貸借料のこと。元本に対する割合(%)で表示される。

利回りは、その商品の運用期間が終了するまで、正確な利益が分かりません。
一般的には、1年間で儲かった利益と元本の割合(利益率)が、利回りとして表示されています。

利回りは投資する際、預金などの金融商品の金利などと比較する場合に、参考となります。

金融商品を購入する場合の参考となる数値には、以下のような項目があります。

●実績分配
実績分配とは、投資信託などで利回りが「直近あるいは過去の実績分のみ」表示されていることです。

●予想分配
予想分配とは、利回りを予想した「予想分配率」を表示することです。
あくまで「予想」であり、「保証」ではないという事に注意してください。

金融商品には、預金など元本が減らない「元本保証」の商品や、投信など「元本割れ」が発生する可能性のある商品もあります。

現在は、満期まで解約や換金をしない場合に外部の銀行が元本保証をしてくれる「元本確保型」の金融商品も登場しています。

しかし、金融商品による損益は、すべて投資家の自己責任となりますので、十分な理解をした上で購入する方が賢明です。

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