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債券の種類とは

債券とは、企業が自ら資金を調達できる手段であり、投資家にとっても企業に対し、直接お金を貸し出すことができる手段です。

債券の種類には、普通社債・転換社債・ワラント債の3種類があります。

●普通社債(SB)
普通社債とは一般的な社債のことで、転換社債・ワラント債のような特別な条件が、何もつかない社債を言います。

普通社債の期間は、1年から10年以上の長期間に渡るものがあります。

近年では、個人投資家に対して10〜100万円にまで小口化され、期間も3〜4年程度のものが増加しています。

●転換社債(CB)
転換社債とは、「転換社債型新規予約権付社債」のことで、株式と交換できる社債です。

定められた期間中、一定の価格(転換価格)によって株式と交換できる権利が付いています。
※転換価格が途中で変更になる「MSCB」という社債もあります。

普通社債では、債券を保有しているだけで、利回り分の利益を得ることができます。
転換社債でも、株式に交換しないのなら、利回り分の利益を得ることができます。

ただし、社債との交換権利が付いているため、普通社債よりも利回りが低いことが一般的です。

転換社債の購入者は、株価が転換価格よりも高くなった時点で社債を株に転換し、売却することにより、差額分の利益が増すことになります。

●ワラント債(WB)
ワラント債とは、「新株予約権付社債」のことで、新株発行時に新株を購入することができます。

定められた期間中、一定の価格(行使価格)によって新規発行株式を買い取ることができる権利が付いています。

この権利のことを「ワラント」と言います。

ワラントを行使しないのであれば、そのまま利回り分の利益を得ることができます。
ただし、普通社債よりも利回りが低いことが一般的です。

ワラント債の購入者は、株価が行使価格よりも高くなった時点で、ワラントを行使することにより時価よりも安い価格で株式を購入することができます。

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