国債とは、正式には国債証券といい、国家が発行する債券をいいます。
国債は、国の歳入を補うためのもので、長期金利の指標となっています。
また、単に「国債」といえば日本国の国債を意味し、外国政府が発行する債券は「外国債」と呼ばれ区別されます。
日本の国債は、大きく分けて「利付債」と「割引債」の2種類に分類されます。
●利付債
満期日までの期間中、一定の時期に利息を受け取る事が出来る債券のこと
●割引債
発行時には額面よりも低い金額で発行され、償還期日に額面価格が償還される債券のこと。
利息なし。額面価格と発行時の価格の差額(償還差益)が利息となります。
また、日本の国債には期間別に、以下のような種類があります。
◆政府短期証券・・・60日
◆短期国債・・・6ヶ月、1年
◆中期国債・・・2年、5年
◆長期国債・・・10年
◆超長期国債・・・15年変動、20年、30年、40年
◆個人向け国債・・・5年固定、10年変動
◆物価連動国債・・・10年
10年ものの「長期国債」は流通量が多く、長期金利の指標として利用されます。
社債とは、民間企業が資金調達のために発行する債券のことです。
社債の種類は、以下の通りです。
●普通社債
●転換社債
●ワラント債
さらに、電力会社が発行する債券を「電力債」、それ以外を「一般事業債」と呼ぶことがあります。
企業の資金調達の手段には「株式」「債券」がありますが、どのような違いがあるのでしょうか?
株式を購入すると「投資」をしたことになり、株主の権利を得ることができます。
社債を購入すると「貸付」をしたことになり、利子を受け取ることになります。
株式と社債のメリット・デメリットをよく理解し、上手く区別して利用することが大切です。
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