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外国債券の種類とは

外国債券とは、外国の企業が資金調達をするために、別の国で発行する債券のことです。

ただし、外国債券は大きな意味で捉えられており、外国の企業だけでなく、海外の国家が自国のために発行する国債など(例:米国債)も含まれます。

日本での外債の定義は、以下の通りです。

◇発行者が外国籍である
◇債券の発行場所が外国である
◇購入・利払い・償還が外貨である

日本の証券会社で外国債券を購入する場合は、外貨建ての「外貨建て債券」および円建ての「円建て外債」に分類することができます。

●外貨建て債券
購入・利払い・償還の全てが外貨建てで決済される債券のこと。

為替のリスクがあり、海外の発行体が日本で発行した外貨建て債券は「ショーグン・ボンド」と呼ばれています。

●円建て外債
購入・利払い・償還の全てが円で決済される債券のこと。

為替のリスクはなく、海外の発行体が日本で発行した円建て債券は「サムライ・ボンド」と呼ばれています。

●デュアル・カレンシー債
デュアル・カレンシー債とは、「二重通貨建て債」のことで、購入・利払いは同じ通貨で決済されますが、償還される通貨は別の通貨で決済される債券のことです。

償還金額(=元本)に為替リスクが存在することになります。

●リバース・デュアル・カレンシー債
リバース・デュアル・カレンシー債とは、「逆二重通貨建て債」のことで、購入・償還は同じ通貨で決済されますが、利払い用の通貨は別の通貨で決済される債券のことです。

利息に為替のリスクが存在することになります。

外国債券では、このように外貨建ての部分が多いため、購入する際は為替リスクをきちんと認識することが重要です。

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