金融の基礎を知るための金融入門ガイド>二重通貨預金とは

二重通貨預金とは

二重通貨預金とは預金商品の一種で、円での預金なのに、金利が年1〜6%というものです。

預金金利が普通預金の10倍以上あるため、近年、興味を持つ人が増加してきました。

さて、「二重通貨預金」とはどんな預金なのでしょうか?

二重通貨預金は特殊な預金で、預入のときに定めた条件を基に、円のままで満期を迎える場合、あるいは、外貨で満期を迎える場合の2種類の可能性を持たせたものです。

具体的な例を挙げると、新生銀行で扱っている「パワード定期プラス」という預金があります。

二重通貨預金では、まず預け入れる時に自分で「基準となる為替レート」を選択します。

そうした上で、定められた判断日に「基準レート」よりも円安であれば、元本と利息を円で受取ることができます。

反対に、円高になってしまうと、金利は円・元本は外貨で受け取ることになります。

「みずほ銀行」「三井住友銀行」「りそな銀行」など、いろいろな銀行でも商品名は違いますが、同様の二重通貨預金が取り扱われています。

では、この二重通貨預金なら誰でも必ず、円高による為替差損を回避しつつ外貨の高金利も受け取れるのでしょうか?

ここが重要なポイントです。

もちろんその可能性もありますが、あくまで「条件付」ということを忘れてはいけないので注意してください。

二重通貨預金の特徴をまとめると、以下のようになります。

一定以上の円高になると、元本は外貨で戻ってきます。
一定以上の円安になっても、為替差益を得ることはできません。
原則として、満期までは解約することができません。
外貨で受け取る場合は、預金保険の対象外となります。

以上、二重通貨預金のメリットとデメリットをよく考慮して、大切なお金を預けることが重要です。

スポンサードリンク
スポンサードリンク
サイトマップ  |   RSS1.0  |   RSS2.0  |   ATOM  
livedoor Readerに登録   Bloglinesに登録   Add to Googleに登録   はてなRSSに登録   My Yahoo!に追加   Rojoに登録