投資信託(ファンド)には、さまざまな種類があります。
金融機関で販売されているファンドの中で、主な種類を記述します。
●バリュー型ファンド
バリュー型ファンドとは、株価を1株当たり税引利益で割って算出する指標であるPER(株価収益率)や配当利回りなどから、割安な株に投資し、実質的な評価により将来値上がりすることを期待する信託です。
●バランス型ファンド
バランス型ファンドとは、リスクを抑えながら、ある程度の利益を狙う信託です。
一般的に投資対象が公社債などの債券ではリスクが比較的小さく、株式の比率が高まるとリスクが高くなります。
このため、株式の組み入れ比率を70%未満に抑えた信託をバランス型といいます。
●インデックス・ファンド
インデックス・ファンドとは、価格変動と株価指数との連動を目ざす信託です。
日本の日経平均株価(日経225)・東証株価指数(TOPIX)・アメリカのS&P500などの指数が上昇した分、投資信託の価格も上昇することを目指しています。
たとえば、日経平均の対象銘柄225種類をすべて買うと2億円もの資金が必要となるたります。
このため投資信託がまとめて買い、指数の動きを反映させるようにした信託となっています。
TOPIXの場合は、東証1部の全銘柄の時価総額を指数化しているため、信託では時価総額の大きい銘柄を選んで投資することになっています。
●ブル型・ベア型ファンド
ブル型ファンドとは株価指数を基準に、信託の価格が指数の何倍も変動する信託です。
株が上昇すると大きな利益が得られますが、下落すると大きな損失となります。
ベア型ファンドとは、株が下落すると利益が出る信託で、デリバティブ(金融派生商品)を利用しています。
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