グローバル・ソブリン・オープンとは、1997年に運用が始まった、国内最大の毎月決算型投資信託です。
略してグローバル・ソブリンまたはグロソブとも呼ばれています。
グローバル・ソブリン・オープンという投資信託は、最近になって人気が出ています。
この投資信託の純資産残高は約4兆5,000億円。
グローバル・ソブリン・オープンは、日本ではトップの純資産残高ですので、人気のほどがうかがえます。
グローバル・ソブリン・オープンの最大の特徴は、「毎月分配型」だということ。
設定以来の毎月の分配金を欠かしたことがありません。
最近は1万口に対して毎月40円で、変動がありません。
【グローバル・ソブリン・オープンの概要】
◆信用力の高い国の国債に分散投資しているため、安定運用の投資信託となっています
◆以前のオープン型投資信託には珍しかった「毎月分配」となっています
グローバル・ソブリン・オープンの運用は、国際投信投資顧問株式会社が行っていて、主要銀行・証券会社の窓口などで販売されています。
また、ソブリン(ソブリン債券)とは「各国政府などが発行する債券」の総称です。
一般的には(外国)国債や政府保障債のことを指しています。
グローバル・ソブリン・オープンの場合は、主要先進国の中でも信用力の高い国の国債に分散投資しています。
したがって、安定した運用の海外債券ファンドという意味でも人気があります。
運用成績は、各国の金利・為替動向への対応の仕方によって決まり、グローバル(世界)ソブリン(国債)なので、為替と債券価格(金利)で動きます。
ただし、グローバル・ソブリン・オープンは、為替リスクのヘッジがないため、為替変動の影響を大きく受けます。
そしてもちろん、金利変動の影響も受けますので、為替市場と各国の金利差について注意することが必要です。
